歯のコラム

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失敗しない矯正歯科の選び方~前編~

矯正歯科治療を行っている歯科医院は多くありますが、歯科医によって技術が大きく異なるのが現状です。そこで、矯正歯科治療を成功させるためには、矯正歯科の選び方が非常に重要です。

本記事では矯正歯科を選ぶうえで重視するポイントを解説します。矯正歯科治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

 

①日本矯正歯科学会の認定医が在籍

まずは日本矯正歯科学会の認定医が在籍しているかどうかです。日本矯正歯科学会の認定を取得するには、5年以上矯正歯科についての専門的な研修を行い、さらに学会の試験に合格しなければなりません。

したがって認定医を取得していれば、矯正歯科の技術と知識が一定以上あるという客観的な指標となります。そのため、矯正歯科を検討する際はまずは認定医が在籍しているかどうかを確認してください。

 

 

②コミュニケーションがとりやすい

続いては、矯正歯科医とのコミュニケーションが取りやすいかどうかです。矯正歯科治療は長期間に及ぶため、適切にコミュニケーションがとれなければ、不安に思うことが増え、トラブルの原因となることがあります。カウンセリングや診断の際に、歯科医師から丁寧な説明をしてもらえるかなどを確認しながらしっかりと判断していく必要があります。

 

 

③治療計画が明瞭で説明が丁寧

続いては、治療計画が明瞭で治療開始前の説明が丁寧かどうかです。矯正歯科医が専門的な治療計画を立てますが、それを治療開始前に患者様としっかりと共有し、一致したゴールを目指して一緒に治療を進めていく必要があります。治療計画が曖昧であったり、患者様が納得しないまま治療を開始すると、治療が進むにつれて、こんなはずではなかった等のトラブルの原因になる可能性があります。しっかりとした矯正歯科医であれば、事前にこちらが納得するよう治療計画について説明をしてくれるはずです。

したがって、診断時の治療計画などの資料や矯正歯科治療の契約書がある歯科医院が良い矯正歯科医の目安となります。資料や契約書には、現在の状態や今後の治療計画、治療期間、装置料や調整にかかる金額などが記載されています。このような資料は安心して治療を進められるだけではなく、トラブルを防ぐことにもつながりますので、資料や契約書を渡してくれる歯科医院で治療しましょう。

 

 

④複数の矯正装置や治療方法を提示/説明してくれる

矯正装置は多くの種類があり、装置によって治療目的や期間等が異なります。また、装置によって歯の移動に対して得手不得手があり、不適切な装置を用いるとなかなか治らなかったり、治療期間が長期化する場合があります。

したがって、ご自分の歯並びを治療する際に適切な装置で治療期間を短くするためにも複数の矯正装置や治療方法を提示・説明してくれる歯科医院を選びましょう。また、各装置・治療方法のメリットやデメリットもしっかり納得したうえで治療を開始するようにしましょう。

 

 

 

長くなりましたので、まずは前半を記載しました。また近日中に「失敗しない矯正歯科の選び方~後編~」をお届けしますので是非ご参考にされてください。

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